気象予報士が国家資格の理由

「予報」とは、あくまでも「~でしょう」という仮定であって、断定ではありません。

しかしながら気象は時として河川の決壊や土砂崩れといった災害を誘発するものであり、たとえ予報といえど、ひとつ間違えれば大きな被害にもつながる危険性があることを念頭に置いておかねばなりません。

そこで不適切な情報の流布によって社会的な混乱を招かないよう、気象庁では1993年5月に行なわれた気象業務の改正に伴い、国家資格である気象予報士の精度を導入したのです。

省庁の監督において厳しい選抜をすることで、提供するデータを適切かつ有効的に活用できる人材を見極めようというのが主な目的であり、それを受けて予報業務をなりわいとする民間の気象事業者にも、必ず気象予報士の有資格者に予報を行なわせることを義務付けました。