ハドレー循環とは

赤道付近で温められた空気は上昇し、両極に向かって移動を始めます。しかし北緯(南緯)30°付近まで来たあたりで冷却され、密度が高くなってしまうために下降してしまいます。

すると下降した空気はそれ以上は先へ進まず、地表付近を流れてまた赤道へと戻っていくのです。この大気の循環をハドレー循環と呼びます。

また、弱いながらもこれと似たような大気の循環が両極の付近でも生じており、それを極循環といいます。

さらにハドレー循環と極循環に挟まれるようにしてもうひとつフェレル循環というものが存在し、これはハドレー循環と真逆な性質を持ち、温度の低いところで上昇し、高いところで下降します。そのため気流の動きも逆周りになっています。

どこの世界にも異端児というものは存在するようですね。

ハドレー循環と極循環は「直接循環」であり、同じ循環というプロセスをたどっているとはいえ逆の性質を示すフェレル循環は同一ではないため「間接循環」と呼ばれています。

これら三つの循環が、大気大循環における三本柱といえましょう。