寒冷低気圧とは

上空の気圧の谷が発達すると、偏西風の蛇行が激しくなります。

すると低緯度へ張り出した気圧の谷の一部分が切り離され、独立した寒冷型の低気圧を形成します。これが寒冷低気圧で、「寒冷渦」とか、切り離された低気圧ということで「切離低気圧」とも言われています。

「寒」という字が付いているだけあって、冷たい空気、つまり寒気からできており、低気圧内部は周囲の気温よりも低くなっています。

上空に寒気が入り込むため大気は非常に不安定となるのですが、天気図などでは低気圧としてあまりはっきりとは表されていないようです。

ですが不安定ということは積乱雲などが発達する要因を備えているわけですから、通過の際には局地的に激しい雨や雹や雪、雷、突風などといった気象現象を引き起こす可能性も充分にあり、注意が必要です。

しかもこの寒冷低気圧は偏西風の流れから切り離されて風の弱いところにあるので動きが遅く、悪天候が続く期間は数日にも及びます。自然現象とはいえ、ちょっと迷惑な話かも知れませんね。