偏西風と偏東風(貿易風)

偏西風とは、北緯30°付近の中緯度で、北極を取り巻くように蛇行しながら西から東へ、地球を回るようにして吹いている風のことです。

対流圏の上層12km~16 kmくらいのところで見られ、高度があがるほど強さが増していき、対流圏界面のあたりで風速が最大になります。別名をジェット気流ともいい、地球の自転と、南北両極と赤道付近の温度差(気圧差)がその発生の要因と言われています。

逆に偏東風は地球の周りを東から西に向かって吹いており、対流圏の下層8 km~12 kmくらいのところで見られます。

別名を貿易風といいますが、これはまだ飛行機や自動車などの交通手段がなかった時代に、商人たちがこの風を利用して帆船で海を渡り貿易していたことに由来しています。

偏東風には北半球で吹く北東貿易風と、南半球で吹く南東貿易風があります。